名古屋市の弁護士 森田清則(愛知県弁護士会)トップ >> 労働 >> 就業規則に定められた解雇事由は限定列挙と考えるべきか

就業規則に定められた解雇事由は限定列挙と考えるべきか

 就業規則の解雇条項は解雇事由を限定列挙したものか、例示にすぎないかについては学説上の争いがあるようです。

 労働基準法89条3号により解雇事由の定めが就業規則の絶対的必要的記載事項とされたことが、限定列挙説の根拠と主張されることもありますが、実務上は、解雇事由として包括的な条項が規定されていることが多く、実際上の違いはないと一般に考えられています。