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山本龍彦著『プライバシーの権利を考える』

 近時,プライバシーに関する論文を多く発表されている山本龍彦先生(慶応大学法科大学院教授)の「プライバシーの権利を考える」が信山社から出るようです。

 先生の論文で,現実に起きている問題として,プロファイリングが憲法問題となる可能性や,警察の情報収集の統制の仕方,民間企業により取得された情報を国が利用しようとする場合の問題などについて考えたことがあります。

 「高度情報化社会の渦中にあるプライバシーの権利を法・権利概念として再構築し,憲法学における議論の理論的基盤となる必読書。」という紹介文のとおり,プライバシーを議論する上で必携の書となるものと考えられます。