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裁判員裁判で弁護人が証人に扮して尋問を再現する異例の試み

 裁判員裁判による判決が差戻しとなった場合,差戻し前の一審で行われた証人尋問の様子を録画したDVDの再生により審理することが通常です。

 NHKNEWSWEBでの報道によると,覚せい剤の密輸について一審での有罪判決が控訴審で差し戻された裁判員裁判(2月17日言い渡しのようです。)で,通訳の時間を省くという理由で,弁護人が証人に扮して日本語だけの証人尋問が再現されたとのことです。

 裁判員の負担軽減,時間短縮のためにはなんでもありという印象を受けますが,刑事訴訟法上説明がつくのでしょうか。