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NHKスペシャル「調査報告STAP細胞不正の真相」についてのBPO決定

 NHKが2014年7月27日に放送した,小保方晴子氏らによるSTAP細胞に関する論文を検証した特集「調査報告 STAP細胞 不正の深層」について,小保方氏が,「ES細胞を『盗み』、それを混入させた細胞を用いて実験を行っていたと断定的なイメージの下で作られたもので極めて大きな人権侵害があった」などと訴え委員会に申立書を提出していた事案についてBPOの決定が出ています(BPOホームページ)。

 結論として、「勧告」として名誉毀損の人権侵害が認められると判断していますが,補足意見,少数意見も記載されており,事実の評価の仕方など参考になります。

 決定には,憲法学者の曽我部真裕京都大学教授,中島徹早稲田大学教授も関与しているようです。