「残念な人」と思われたくない方のために
出口汪『論理的に話す技術』(ソフトバンク文庫)を読みました(弁護士に限らず,論理的に話す技術は非常に大切です。)。
見落としがちな点について,しっかり文章化して,分かりやすく説明しているところに価値があると思います。具体例が豊富で,非常に読みやすいと思いました。
印象に残った点をいくつか紹介します。
・ 自分の話は相手に分かってもらえないという前提で話す。論理の飛躍に他人はついていけない。聞く人の立場に立つことが大切。
・ 主観的意見と客観的事実を混同しない。
・ 話をふくらませすぎると信用されない。多少大げさな表現をするにしてもその主張を裏付ける具体例や数字は正確である必要がある。
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