憲法記念日
・宍戸常寿「憲法 解釈論の応用と展開」
・松井茂記「LAW IN CONTEXT 憲法 - 法律問題を読み解く35の事例」
を読んでいます。
日々の業務で直接憲法が問題となる案件を扱うことは少ないので、意識的に勉強する機会を持つことが大切だと考えています。
上記2冊は、現代的な憲法の問題を具体的に検討しており大変興味深い内容となっています。
たとえば、
・メーガン法と憲法(参考 宮城県の性犯罪者GPS監視条例試案及びこれに対する仙台弁護士会意見書http://www.senben.org/archives/2117)
・タクシーの参入規制と営業の自由
・カラスにえさをやる自由
・クローン技術の人への応用と学問の自由
・監視カメラとプライバシーの権利
等です。
なお、宍戸前掲P57の説例は、弁護士にとってはかなり生々しいもので、数年先に実際起こりそうな事案といえます。
憲法学者の思考方法を学ぶことができ勉強になりました。
- 次の記事へ:日本税法学会 中部地区研究会
- 前の記事へ:東京地裁破産再生部における近時の免責に関する判断の実情