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ポケット六法令和6年版

 司法試験を受験する前から毎年購入しているのが有斐閣から出ているポケット六法です。

 ちなみに六法とは、いわゆる基本六法とよばれる、憲法、民法、刑法、商法(会社法)、民事訴訟法、刑事訴訟法を指しますが(司法試験や公務員試験などで出題される行政法は、六法にははいりません。)、「六法」とよばれる本には、数多くの法律が掲載されています。

 編集代表は、刑法の佐伯仁志先生、民法の大村敦志先生、労働法の荒木尚志先生で、伝統的に東京大学教授か元東京大学教授が編集代表を務めています。

 年々分厚くなっていますが、発刊当初からポケットにいれることは難しかったと思います。

 司法試験合格後には模範六法(当時使っている弁護士が多数派だった印象もあります。)やデイリー六法、おなじく有斐閣から出ているプロフェッショナルに移行しようとした時期もありますが、通算すると20冊以上ということになります。

 親子法制に関する民法改正や逃亡防止等に関する刑事訴訟法改正、不同意性交等罪等に関する刑法改正などが反映されており、新たにいわゆるLGBT理解増進法(性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律)、フリーランス法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)、大麻取締法が収録されていますが、いわゆる撮影罪は収録されていないようです。

 ほかに、有斐閣から出ている六法として、税法に特化した租税判例六法、知的財産に特化した知的財産判例六法があります。

 民事法研究会から出ているコンパクト倒産・再生再編六法や、現代人文社から出ている携帯刑事弁護六法などを使ったこともあります。

 ポケット六法に掲載されていない法令や改正が気になる法令については、ネット上で確認することが通常です。

 毎年、日弁連主催の事務職員能力認定試験を受験する事務員さんにも最新版のポケット六法を薦めています。

 令和6年版は部数限定で、ゆるキャラのろけっとぽっぽーが表紙に描かれています。

 ジュンク堂名古屋書店で特製のクリアファイルをもらえました。