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岡口基一裁判官・中村真弁護士著「裁判官!当職そこが知りたかったのです。ー民事訴訟がはかどる本ー」(学陽書房)

 「要件事実マニュアル」などで有名な岡口基一裁判官(東京高裁判事)と、独特のイラストで有名な中村真弁護士の標記の本を読みました。

 はしがきにもありますが、現役の裁判官の認識・本音が書いてあるのが本書の大きな特徴です。

 興味深い項目(以下、目次の項目)として、『裁判所から見た「いい書面」「悪い書面」(16ページ)』、『代理人の印象は訴状で決まる(21ページ)』、『エモーショナルな書面の効き目(25ページ)』、『書面を送るべきはファックスか郵送か(28ページ)』、『「尋問バッチリだったのにこの判決?」という疑問が生じるワケ(51ページ)』、『「7割」和解を成立させる裁判官が語る(70ページ)』、『最終準備書面、コレを書いたら勝たせる(94ページ)、』、『控訴審における和解(117ページ)』、『「被害者」を助けるなかれ(170ページ)』、『弁護士には、なってみたい?(181ページ)』などです。

 しおりの完成度も高いです。