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税理士の損害賠償責任の方が弁護士の損害賠償責任よりも厳格

 升田純弁護士の判例時報2279号掲載の論文(「現代型取引をめぐる裁判例(390)」)では,『弁護士の立場,弁護過誤の観点から見ると,税理士の損害賠償責任が弁護士の損害賠償責任よりも厳格な印象を受ける』という分析がなされています。

  升田弁護士はその理由として,税理士の業務が数字として確定され誤りが客観的に明確になること,前提となる法令の解釈や事実認定について税務当局による評価判断の裁量の幅が狭いことにあることなどを挙げられており,日々の業務の中で,私自身が感じていることと一致します。