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「監視捜査」をめぐる憲法学と刑訴法学の対話

 法律時報の最新号の小特集として,憲法学者の山本龍彦先生,刑訴法学者の笹倉宏紀先生,緑大輔先生の論文が掲載されています。

 問題意識としては,これまでの議論が,捜査活動としての情報の「取得時」の議論に集中するあまり,情報取得後の「蓄積」,「活用」に対する議論・分析が不足していたのではないかという点だと思われます。

 GPS装置による監視捜査の問題や,現に捜査機関が蓄積(データベース化)・活用されている指紋,DNA型,前科・前歴等について議論がなされています。