南場智子「不格好経営 チームDeNAの挑戦」読了
今やプロ野球球団を保有するまでになったDeNA創業者・元代表取締役,南場智子さんの「不格好経営 チームDeNAの挑戦」(日本経済新聞出版社)を読みました(名古屋高島屋の三省堂書店で平積みになってました。)。
著者が,マッキンゼー(この間にハーバードでMBAを取得)を経て,DeNAを設立し現在に至るまでについて書かれた本です。
著者の経営者の視点から,度々生起する困難な問題をどのように解決・処理したかについて,中心的に活躍した人物について,その人柄にも触れつつ書かれてあり,一気に読ませます。
人材育成や,社員の独立・転職等に対する著者の考え方は興味深いものでしたし,経営コンサルタントと経営者とでは全く異なる能力が要求されるとの指摘は,なるほどと思いました(著者が経営コンサルタント自体の有用性を否定しているわけではありませんが。)。
起業を考えている方に参考になる記載が多くあると思いました。
また,DeNAの入社を希望する人は必読でしょう(これだけでもかなり売れるのでしょう。)。
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