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名古屋簡易裁判所民事2係(平成25年1月17日)

 今日は,10時15分の過払い金請求事件の期日に出席するため,名古屋簡易裁判所に行ってきました(もともとは,名古屋地方裁判所にて,同じく過払い金請求事件の期日が10時に入っていましたが,その事件は裁判外で事前に和解が成立したため,期日は取消しとなっていました。名古屋地方裁判所と名古屋簡易裁判所は,道を一本挟んで向かいの建物にあるので,2,3分で着きます。)。

 名古屋簡易裁判所に着いたのは,9時57分ころで,その時には,10時の期日の当事者ないし代理人(弁護士・司法書士)で傍聴席はいっぱいでした(このときに嫌な予感がしました。)。

 10時10分ころにようやく傍聴席が空いたので,座って他の事件を傍聴して待ちました。

 過払い金請求で判決をとられても誠意ある対応を全くしない業者が貸金請求事件の原告となって裁判していたり,ある大手の貸金業者の担当者が過払い金請求の被告として右側の席に座ったりすぐに貸金請求事件の原告として左側の席に座ったりと効率的に事件をこなしていました。

 また,複数の司法委員が,別室で債権者と債務者の話し合いをすることもしていました(司法委員が債権者・債務者の話を取り持つことは簡易裁判所の重要な機能の一つです。)。

 結局,僕の事件の審理が始まったのは10時40分過ぎでした。

 11時から,刑事事件の期日が名古屋地方裁判所であったので,ひやひやしながら呼ばれるのを待っていました。

 ときどきこういうことがあるので,期日を入れる際には,細心の注意を払う必要があります。

 地方裁判所では同一時刻に指定される事件が少ないので,大幅に遅れることはないというのが通常です。