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訴訟の相手方の顧問弁護士を誹謗する準備書面を作成した三名の弁護士のうち,作成等を指導した一名の弁護士の名誉棄損に係る不法行為を肯定し,他の二名の弁護士の不法行為を否定した事例

 判例時報2312号106頁に掲載されている東京地裁平成27年12月4日判決です。

 代理人であっった弁護士が,相手方の顧問弁護士について,悪徳弁護士,悪徳行為,訴訟詐欺等と記載した準備書面を陳述した点を名誉棄損とした点に加え,主導的に記載・判断をした弁護士一名についてのみ名誉棄損に該当する旨判断した点が事例として参考になります。