『99.9-刑事専門弁護士-』の感想
日曜21時の枠で,刑事事件を専門に扱う弁護士が主人公のドラマが始まりました。
初回接見の時に弁護士が立って被疑者が接見室に入るのを待つ場面や,検察官が被疑者に自白を強要する場面などはよくできていると思いました。
一方で,弁護士が検察官と面談した際の検察官の態度はちょっと違うかなという印象をもちました(面談の申入れをすれば誠実に対応してくれることがほとんどです。最近では,被疑者側に有利な録音データと反訳したものを検察官に送付して検討を促し不起訴処分となった例もあります。)。
香川照之演じる佐田弁護士が,法廷以外では弁護士バッジを裏返しにしているのも本物っぽかったです。
刑事事件における弁護士に対する一般の方の印象は概してよくはないので,このドラマをきっかけに刑事事件における弁護士の役割について理解がすすむといいと思います。