名古屋市の弁護士 森田清則(愛知県弁護士会)トップ >> その他 >> 名古屋高裁は「違憲」とは判断せず

名古屋高裁は「違憲」とは判断せず

 昨年12月の衆議院選挙は違憲無効か否かが争いとなっている裁判で,名古屋高裁は、最高裁判決(11年3月)以降、区割り変更が実施されなかったことを「憲法の投票価値の平等の要求に反している状態だった」と述べる一方で,「是正のための合理的期間を経過したとまでは認められない」と指摘して,違憲の判断まではしませんでした。
 名古屋高裁は,ねじれ国会の状態であったことも考慮して,一概に国会関係者の怠慢であるとはいえないとしたようです。

 最高裁の判断が待たれます。