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続・21世紀枠

 日本高野連は15日、来春の第84回センバツ高校野球大会に21世紀枠で出場する各地区候補9校を発表しました(少し前に,各都道府県から1校ずつ,候補校が発表されていました。愛知県では,名古屋市の愛知産業大学工業高校が候補校となっていましたが,今回の地区候補からは漏れてしまいました。)。

 21世紀枠で出場できるのは3校で、東日本と西日本各1校と、地域を限定せずに1校が、一般選考と同じ来年1月27日の選考委員会で決定される予定です。

 一般選考は、秋季大会の実績という実力のみを基準に決定されるものということができます。

 東北地区は、3月の東日本大震災で甚大な被害を受けながら県準優勝した石巻工(宮城)、近畿地区は53年春に全国制覇経験のある洲本(兵庫)が選出されました。

 洲本は,部員全員が淡路島出身で、幼少時に95年の阪神大震災を経験していること,今年の震災復興にボランティアで貢献したこと、また,大会歌「今ありて」を作詞したOBの阿久悠氏(故人)が在学中だった53年春に全国制覇したという高校です。 

 今回は,群馬の高崎高校(秋季の関東大会で4強)が一般枠で選出されるか21世紀枠に回るのかによって,関東地区の一般枠での選考にも影響を与えそうで(それ次第では,横浜高校が選出される可能性も),選考の結果は大変興味深いものがあります。