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最高裁の暗闘 読了

 山口進、宮地ゆう「最高裁の暗闘」を読みました。

 21世紀に入ってここ10年の代表的な最高裁の判決について、大法廷及び各小法廷を構成した最高裁判事がどのように審議をし、結論を導いたのかに迫ったものです。

 弁護士として仕事をする上で、最高裁の動向は常に注意をはらっておくべきものと考えています。

 「国敗れて三部あり」で有名な、行政側に厳しい判断をした一連の藤山判決について、高裁、最高裁での帰趨もふまえた分析もなされています。

 全体をとおしてたいへん興味深い内容でした。