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向井治紀審議官「マイナンバーを他人に見られても,別に何も起こりません。」

 月刊社労士2019年11月号で,対談記事が掲載されています。

 内閣府大臣官房番号制度担当室長の向井審議官が,マイナンバーないしマイナンバーカードの普及の文脈で以下のような発言をしています(向井氏は,ジュリスト2013年8月号及び2016年2月号のマイナンバーの特集座談会でも発言されています。)。

・スタートした当初,番号を金庫に保管するなどの過剰な反応があった。

・他人に見られても別に何も起こらない,口座番号と同じで実害はない。

・なりすましも起こりようがない制度設計なのに,住基訴訟の影響で実際の制度設計よりも個人情報保護の意識が少し厳しくなっているようにみえる。